【次世代型充電器の革命】窒化ガリウムとは?高速・コンパクト設計で充電時間を劇的に短縮!
現代においてスマートフォンやタブレット端末がない暮らしは考えにくいと思いますが定期的に充電をして使うので、なかなか進まない充電は時にストレスにもなりかねません。
最近話題の窒化ガリウム搭載の充電器。もしかしたら聞いたことある人もいるかもしれませんが、大半の人が聞いても頭に?が浮かぶと思います。従来の充電器とは異なる新しい技術の充電器です。
そこで今回は窒化ガリウム搭載の充電器を使うとどう生活が変わるのかを紹介します。
窒化ガリウムとは?
窒化ガリウムは、ガリウムと窒素の化合物で、硬く、熱に強い半導体材料として知られており、LEDやレーザーなどの光学部品や、高電力・高周波の電力半導体デバイスなどに使われます。
これまで主に使われてきたシリコンに変わる新しい素材として注目されています。
これだけ聞いてもよくわからないと思うのでこの素材を使った充電器のメリットを次に紹介します。
窒化ガリウム搭載充電器の4つのメリット
①急速充電
窒化ガリウム素子は、従来のシリコン素子よりも効率の高い電流を流すことが可能であり、これによりコンセントからくる電流を無駄なく機械に流せるため高速充電に向いているとされていて、スマホやタブレットなどをより短い時間で充電することが可能となります。
②小型・軽量
窒化ガリウム素子は、同じパワーや性能を実現するために必要な素子面積が小さい。つまり従来の充電器よりも小さい部品で製造できるため小型化、軽量化することが可能になりました。遠出するときに充電器が大きく、重いと嫌ですよね?窒化ガリウム搭載充電器を使えばこの問題は解決することが出来ます。
③耐熱性、耐久性、耐圧性が高い
窒化ガリウムは耐熱性が高いことが知られています。みなさんがお使いの通常の充電器は使っていて熱くなることがありませんか?実はその熱が充電器または充電される端末にダメージを与えることがあります。それに比べて窒化ガリウム搭載充電器はエネルギー効率が高く、流れている電気に対しての発熱量は従来の物より小さく熱によるダメージは少ないです。
また耐久性も従来の充電器より良く窒化ガリウムという素材自体が非常に硬く主に鉱物の硬さを表すモース硬度というものがあるのですがとても硬いで有名なあのダイヤモンドの数値が最大値10に対して窒化ガリウムは数値9とダイヤモンドに次ぐ硬さであることが分かります。これにより摩耗や劣化しにくく長期間にわたって利用でき耐久性にもつながります。
さらに高い耐圧性も兼ね備えており高電圧にも耐えることができるのでUSB充電器などで高い電圧で充電することにより充電速度の向上に繋がるというわけです。
④省エネ
高周波変換技術によって、コンセントから供給される電源を充電用に変換する際に発生する電力ロスを低減できます。つまり、素子自体が低消費電力であることに加えて、変換時の損失も少なくできるため、省エネ効果も期待できます。
〜体験談〜
この充電器を実際に使ってみて感じたことは、メリットにもある通り荷物が格段に小さくなります。外出先でパソコンを充電するとき付属の充電器だと大きく重たかったので不便でしたが、窒化ガリウム搭載充電器に変えるとかなり軽くなりました。使用中気になることといえば少し熱を持ちやすいことですね。大体70度くらいにまで本体温度が上がるため近くに体や物を近づけないことをお勧めします。
おすすめの充電器(用途順)
① スマホ1台だけで充電する場合
Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)
② スマホ2台・スマホとタブレット1台ずつ・PC1台の場合
NovaPort DUO 65W GaN充電器
③ スマホとパソコン1台ずつの場合
Anker 736 Charger (Nano II 100W)
まとめ
今回は窒化ガリウム搭載充電器について解説しました。
窒化ガリウムは従来の素材よりも熱に強く、性能がいい
窒化ガリウムを搭載している充電器は小さくできてパワーもある
コンセントからの電力を少ない損失で伝えられるため省エネ効果もある
今後は窒化ガリウム搭載充電器が主流になるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
下記リンクでは電動歯ブラシについて解説していますのでぜひご覧ください。